近年のデータでは、高齢者が緊急搬送された事故のおよそ8割が転倒事故によるものです。
その中でも、長い時間を過ごす場所である室内での発生が多くを締めているようです。
このような室内での事故を防ぐためには、部屋と部屋の境目や出入り口の段差を解消することで防止することができます。
人生において人は必ず老化というものに向かえます。今すぐ必要でなくても、将来の安全で快適な暮らしを送るためにも知っておくと必ず役に立つことは間違いありません。
こちらのページでは、そんな老後も安心して暮らせる秘訣をご紹介していこうと思います。
手すりの設置で立ち上がりや歩行を補助
手すりを設置することで歩く際の手助けになるほか、トイレでの座ったり、立ったりの支えになります。
比較的簡単にはじめられるバリアフリーリフォームですが、手すりを固定したい位置に下地となる部材が無い場合は補強工事が必要になりますので、そこもチェックしておくと良いでしょう。
また、例えば手すりを設置した際は手すりの分だけ動けるスペースも小さくなることも考慮しましょう。
浴室は「滑りにくい」「寒くない」が重要
お風呂は身体の汚れを落とすところであり、それに使う石鹸のぬめりなどで滑りやすい場所ともいえます。
ですので、手すりの設置もとても有効であり、さらに床材もリフォームしておくと、さらに安全に使用できる場所になるでしょう。
また、浴槽の高さもまたぎやすい高さにすることも重要で高すぎはもちろんですが、低過ぎも転倒の原因になりますので、その点も頭にいれておくと良いでしょう。
選び方のコツとしては、使用する人の高さに合わせたものを選ぶということ。
さらに浴槽での健康被害が起こる要因といてあるのが「ヒートショック現象」です。
最悪の場合は、湯船での溺死にも繋がるケースもありますので注意が必要です。
この対策として、浴室暖房を設置するとヒートショック現象の対策となります。